芹沢あさひ「この雨がいつか止んだなら」
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130: ◆J2O9OeW68.[sage saga]
2020/01/04(土) 21:19:22.54 ID:hoMUvMIQo

 場合によるっす。無機物ならとりあえず手に取ってみると思うっす。
 あさひはそうだろうね。でも、普通はしない。場合にもよるけれど、自分がよく知らないものというのは恐怖の対象だ。大体の人間は自分が知っている世界の中でだけ生きている。その中でしか生きられない。だから、触れずに放置しておく。
 それがさっきの話とどう繋がるんすか?
 あさひは自分の知らないものを一先ず善と決めて知ろうとする。一方で私は自分の嫌いでないものを一先ず善と決めて好きでいようとする。少し脱線したけれど、そういう話。
 なるほど?
 いまひとつ分かっていなさそうだね。
 そっすね。よく分かんないっす。
 まあ、いまはそれでいいさ。……そういえば、これは個人的な興味だけれど、あさひにとっての好きがいったい何を指しているのか、少し気になるんだよね。
 それはどういう?
 さっきあさひが言っていたけれど、晴れているほうがいいというだけで、別に雨が嫌いなわけじゃないだろう?
 まあ、そうっすね。
 それと同じだ。たとえどんなに苦手なものだって、あさひはきっとそれを嫌いになりきれないんだろうという気がする。
 うーん、どうっすかね。言われてみれば、そうかもしれないって気がするっす。
 だったら逆も然りだ。あさひが本当に好きなものは何なのだろうということになる。
 そっすか? 嫌いの反対が好きなんすか?




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