52: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 10:05:42.05 ID:ck9R+qDf0
幸いに、帰りの電車は空いていた。
座席に座り、紗代子はレッスン用日記を取り出す。
紗代子「ここでこう……ポーズで。ここから左手、右手……でターン。うん、自分で絵に描くとよくわかる! 実際に身体を動かせない場所でも出来る、これはいいレッスンかも」
「次は涸沼〜。涸沼。お降り口は右側となっております。次は、涸沼〜」
紗代子「……えっ! あ、乗り過ごしちゃった!?」
電車は大洗を過ぎ、夕日へと向かっていっていた。
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