高山紗代子「敗者復活のうた」
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38: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 09:46:03.10 ID:ck9R+qDf0
瑞希「この日記……昨日から書かれたと言われましたが」

紗代子「? うん」

瑞希「既に20ページほど、書かれています」
以下略 AAS



39: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 09:46:38.22 ID:ck9R+qDf0
 静香が帰って行ったのを見届けると、一番小柄な周防桃子が口を開く。

桃子「桃子、静香さんは帰ってないって思うな」

中谷育「え? 失礼しますって行って出ていったのに?」
以下略 AAS



40: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 09:50:25.10 ID:ck9R+qDf0
桃子「なんというのかな……心配になっちゃったんだと思うな」

紗代子「?」

瑞希「高山さんは、着実に実力をつけておられる上、その方途も持っておられます。私や他のみなさんは、心配になってきたのです。自分は壁にぶつかったらどうすればいいのか……と」
以下略 AAS



41: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 09:50:57.57 ID:ck9R+qDf0
 それぞれが去った後、紗代子は軽く頷くと言った。

紗代子「私も、もう一回レッスン場に行こうっと!」

 昨日よりも今日は、がんばれた。
以下略 AAS



42: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 09:52:57.99 ID:ck9R+qDf0

悪徳「追加の資料をお持ちしやした。と言っても、以前あっしがお届けしたモンと大して変わりはしやせんが」

黒井社長「……」

以下略 AAS



43: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 09:53:49.75 ID:ck9R+qDf0
黒井社長「ヘタはヘタだが、今日見た彼女は、格段に進歩しているんだ……」

悪徳「そ、そうなんで? ですがまあ、それにしたってお猿さんに毛が生えたようなもんでしょう?」

 記者の悪徳を、黒井社長は一瞥する。
以下略 AAS



44: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 09:56:20.85 ID:ck9R+qDf0

 翌日のレッスン後、候補生達は雑談に興じていた。

可奈「私ね、如月千早さんに憧れてるんだ」

以下略 AAS



45: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 09:57:04.68 ID:ck9R+qDf0
紗代子「ねえねえ、ロコちゃんは絵が得意なんだよね?」

ロコ「ハイです! まあロコはアートに関しては、ピクチャーに限らずオールマイティーだとシンクしてますけど」

紗代子「ちょっと描き方っていうか、コツみたいなのあれば教えて欲しいんだけど」
以下略 AAS



46: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 09:57:39.76 ID:ck9R+qDf0
紗代子「うん。プロデューサーが、ダンスのフリがなかなか覚えられないのは、客観的な動きを理解していないからだって」

百合子「客観的な動き……なるほど。ダンスって自分でやってるとどう踊ってるか、わからなくなることありますもんね」

紗代子「ダンスのフリを絵に描いたら、どう動けばいいかわかるし覚えるのにも役に立つかと思って」
以下略 AAS



47: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 09:58:36.18 ID:ck9R+qDf0
〜5分後〜

静香「どうかしら!」

百合子「えっと……」
以下略 AAS



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