327: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 18:25:32.91 ID:ZRhpxi3E0
善澤「ハッキングのことは、とうに気づいていたそうだよ」
黒井社長「信じられないねえ。まあ、なんのことかはわからないけれども」
善澤「ライバルの動勢に目を光らせるのは当然だ……お互いにね、と高木は言っていた」
黒井社長「なんだって!? ……くそう、まあいい。君も余計な勘ぐりなどしないことだ。さっきも言ったように、私は私のやりたいこと……自分の仕事を正しくこなしただけだ」
善澤「うむ。では僕も、自分の仕事をすることにするよ」
黒井社長「なんだって?」
善澤「高山紗代子君と、そのプロデューサーの出会いと栄光への軌跡を独占取材記事として出版しようと思ってね」
黒井社長「ほう。それは……い、いや! も、物好きだね君も。まあ売れるかどうかはわからないが、出来たら持って来るといい」
善澤「タイトルは『敗者復活のうた』にしようと思っているんだ」
黒井社長「……別に、まあ……それでいいんじゃないかね。うむ……うむ、うむ!」
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