209: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 15:33:08.94 ID:ZRhpxi3E0
善澤「ステージを離れると、また印象が違うね」
紗代子「あ、メガネをしてますから。普段は」
善澤「いやいや。そういう些細な点だけじゃないな。なんていうか……こういう言い方をしたら失礼かも知れないが、普通の女の子という雰囲気になるね」
紗代子「そうですね。わかります、私には特別なものは何もないですから」
善澤「気を悪くしないでくれ。だからこそ、先日のあの公演での君の輝きが更に印象深くなったよ。うむ……素顔の高山紗代子の特集とか、ぜひ書かせてもらいたいな」
紗代子「それはそうと……あの」
善澤「なにかな?」
紗代子「善澤さんは、Shahっていうアメリカのアーティストをご存じですか?」
善澤「ああ。今、全米チャートを急上昇中の新鋭アーティストだね。まだ日本ではほとんど知られていないけどその内に人気が出ると取材を始めてるんだが、困ったことにプライベートに限らずプロフィールは全て厳重なトップシークレットでね」
紗代子「そのShahは、プロデューサーと何か関係があるんじゃないかと思っているんです」
善澤「? プロデューサー? 765プロ劇場のプロデューサーといえば……」
瑞希「いえ。高山さんだけは、私たちとは別のプロデューサーです。――とおっしゃるプロデューサーなのですが」
善澤「――君だって!? 復職していたのか……そうか、彼が高山紗代子君のプロデューサーだったのか。なるほど」
紗代子「復職?」
善澤「あれ? 知らなかったのかい?」
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