13: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 09:12:08.36 ID:ck9R+qDf0
その日の授業は、まったく頭に入ってこなかった。
生来まじめな紗代子としては、それが良くないことだとはわかってはいたが、それでもアイドル候補生になれたことに浮かれている自分を責めることはできなかった。
幼少の頃からの夢。そして約束。
それが現実になる道が、最後の望みも断たれて途絶えたはずの道が、繋がったのだ。
学校が終わると紗代子は、夕日に染まる駅へと走っり、そのままの勢いで765プロへと急いだ。
瑞希「なんと……驚きました。高山さんではありませんか」
紗代子「あ、瑞希ちゃん。こんにちは」
瑞希「どうされたのですか……いえ、昨日は失礼しました」
紗代子「え?」
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