9: ◆hhWakiPNok[saga]
2019/12/28(土) 13:25:49.96 ID:G9OiTGlK0
P「ん? おお、そうそう。こんな顔のムーミンだったな。あれはなんだ? 海賊版か何かか?」
奈緒「比奈さん、これってやっぱり!」
比奈「間違いないっス! 幻の1969年の東京ムービー版ムーミンLDっスよ!!」
10: ◆hhWakiPNok[saga]
2019/12/28(土) 13:27:09.11 ID:G9OiTGlK0
比奈「うわああああああーーー!!!」
奈緒「島根、おそるべし……」
比奈「島根でお仕事がある機会を待つしかないっスか……」
11: ◆hhWakiPNok[saga]
2019/12/28(土) 13:27:38.03 ID:G9OiTGlK0
奈緒「あれ? ハスラーさん?」
比奈「ケータイ鳴ってるっスよ?」
P「……」
12: ◆hhWakiPNok[saga]
2019/12/28(土) 13:28:10.33 ID:G9OiTGlK0
P「一度……事務所に来てみませんか?」
蓮実「え?」
P「ええ。なる、ならないはおいておいて、アイドルの実際の様子を見学に来ませんか?」
13: ◆hhWakiPNok[saga]
2019/12/28(土) 13:28:47.42 ID:G9OiTGlK0
P「ところで、その……上京する際にひとつお願いがあるのですが……」
蓮実「は、はい。なんでしょう?」
P「先日、あなたとお会いした店、覚えておられますか?」
14: ◆hhWakiPNok[saga]
2019/12/28(土) 13:29:23.96 ID:G9OiTGlK0
奈緒「な、なあハスラーさん。もしかして今の……」
P「その名で呼ぶな! そうじゃないと……やっぱり買ってきてもらうのをやめるぞ」
俺がニヤリと笑うと、神谷奈緒と荒木比奈は頷いて抱き合った。
15: ◆hhWakiPNok[saga]
2019/12/28(土) 13:30:16.34 ID:G9OiTGlK0
蓮実「大きなビルなんですね」
P「この中に、事務所もレッスン場も揃っている。寮は別の場所だが」
16: ◆hhWakiPNok[saga]
2019/12/28(土) 13:31:01.67 ID:G9OiTGlK0
P「ええ。それでも……ありがとう」
少し照れたようにはにかんだ彼女。
そういった仕草や振る舞いも、今時の娘とは少し違う。
17: ◆hhWakiPNok[saga]
2019/12/28(土) 13:31:32.03 ID:G9OiTGlK0
蓮実「ハスラーってあれですよね、ビリヤードの……」
P「長富さん」
蓮実「はい?」
18: ◆hhWakiPNok[saga]
2019/12/28(土) 13:32:05.95 ID:G9OiTGlK0
見れば、両手で口元を隠しながら蓮実は笑っている。
その仕草に、わかってはいても俺は引き込まれる。
蓮実「私も……ハスラーさんでいいですか?」
19: ◆hhWakiPNok[saga]
2019/12/28(土) 13:33:33.47 ID:G9OiTGlK0
蓮実「今のアイドルの方って、どういう活動をしておられるのかを見せていただけるということで……」
比奈「アタシらの普段っスか?」
P「そうだ、良かったら2人で長富さんを案内してあげてくれないか。年も近い現役アイドルの方が、色々と話も弾むだろうし」
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