【ミリマス】静香、恋愛-SS速報VIP

【ミリマス】静香、恋愛

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9: ◆rXyHLGEb92[sage saga]
2019/12/26(木) 23:58:20.03 ID:apcNNWtXO
だから……だから、彼に相談したのだ。

私の犯した罪を、共犯者として背負って欲しかった。

10: ◆rXyHLGEb92[sage saga]
2019/12/26(木) 23:58:51.76 ID:apcNNWtXO
「……静香、一応言っておくけどな、ダメなだけだぞ」

「え？」

11: ◆rXyHLGEb92[sage saga]
2019/12/26(木) 23:59:31.62 ID:apcNNWtXO
次に顔を上げるのは、私の方だった。

気付けば彼は空になった丼を置いて、私の中身を見透かすように真っ直ぐこちらを見ていた。

「ダメだなんだって言われようと関係ない。静香がアイドル始めたときだって、そうじゃなかったのか？」

以下略 AAS

12: ◆rXyHLGEb92[sage saga]
2019/12/27(金) 00:00:15.38 ID:I+C6NldTO
そうだった。

あのときだって、私は『ダメ』な選択肢を取っていた。

私を取り囲んでいた小さな社会全てに反対されても、私は自分の意思を突き通した。

以下略 AAS

13: ◆rXyHLGEb92[sage saga]
2019/12/27(金) 00:01:12.85 ID:I+C6NldTO
「私、すっかり忘れてました……昔のこと」

「ははっ、歳食って日和ったか？」

「なっ！」

以下略 AAS

14: ◆rXyHLGEb92[sage saga]
2019/12/27(金) 00:02:10.97 ID:I+C6NldTO
「私はまだ二十です！　大体そんなこと言うなら、プロデューサーだって三十のオジサンじゃないですか！」

「はぁ！？　まだ全然体動くし、ラケットとかぶんぶん触れるからな！　三十路舐めんなよ！」

「へぇ、それじゃあ勝負しましょうか？　どっちが年増か……」

以下略 AAS

15: ◆rXyHLGEb92[sage saga]
2019/12/27(金) 00:02:53.52 ID:I+C6NldTO
私は本当に、すっかり忘れていた。

変わらなければならない現実があっても、変えたくないものだってあることを。

夢とか、希望とか、そんな大切なものを失う方がよっぽどアイドル失格ではないか。

以下略 AAS

16: ◆rXyHLGEb92[sage saga]
2019/12/27(金) 00:03:24.60 ID:I+C6NldTO

……余談だが、件のテニス対決は、あまりの寒さにお互いコートを脱げず、やむなく延期となった。

17: ◆rXyHLGEb92[sage saga]
2019/12/27(金) 00:05:47.72 ID:I+C6NldTO
以上です
最上静香と一緒にうどん食って駄弁りたい、という欲望だけで筆を進めました
個人的には書き納めだったりして、これで良いのかとも思いますが、静香はやはり可愛いというところで置かせていただきます

18: ◆NdBxVzEDf6[sage]
2019/12/27(金) 00:16:26.95 ID:ChN3t/9j0
6年後でも好みとかは変わらないようでなんか安心した
乙です

最上静香 Vo/Fa
i.imgur.com

以下略 AAS

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