2:名無しNIPPER[sage ]
2019/12/25(水) 23:27:08.55 ID:xVvfAwpH0
P「ー夏葉」
夏葉「……え?」
3:名無しNIPPER[sage ]
2019/12/25(水) 23:27:44.81 ID:xVvfAwpH0
このことを、いつ、どんな風に、どんな顔をしてアナタに伝えたら良いのだろう。
私の今までの人生で得た数えきれない言葉の束をめくり返してみても、ぴったりな言葉は見つからなくて。
4:名無しNIPPER[sage ]
2019/12/25(水) 23:29:29.39 ID:xVvfAwpH0
P「夏葉」
夏葉「? 何かしら」
5:名無しNIPPER[sage ]
2019/12/25(水) 23:31:15.64 ID:xVvfAwpH0
P「はは、ごめんごめん。…ところで、夏葉?」
夏葉「今度は何かしら?」
6:名無しNIPPER[sage ]
2019/12/25(水) 23:31:49.01 ID:xVvfAwpH0
夏葉「ずっと「プロデューサー」だったもの…。アナタこそ、さっき、事務所で私のこと「夏葉」って」
P「はは、ふたりきりだしいいだろ? クリスマスなんだしさ」
7:名無しNIPPER[sage ]
2019/12/25(水) 23:33:21.04 ID:xVvfAwpH0
アイドルとプロデューサーとして。ずっと最高のパートナーとしてふたりで歩んでいきたいと願っていた。
そして、いつしか私はアイドルとしてではなく、ひとりの女性としてこの人とパートナーになりたいと願うようになっていた。
8:名無しNIPPER[sage ]
2019/12/25(水) 23:34:09.00 ID:xVvfAwpH0
P「……」
夏葉「ど、どうしたの? 私の顔に何かついてるかしら?」
9:名無しNIPPER[sage ]
2019/12/25(水) 23:34:47.85 ID:xVvfAwpH0
P「お返しって、わざとやったわけじゃ…そら!」ピトッ
夏葉「冷たっ!」
10:名無しNIPPER[sage ]
2019/12/25(水) 23:35:48.51 ID:xVvfAwpH0
P「そうかなあ…」
夏葉「ふふっ。ええ、そうよ。……ねえ、Pさん」
11:名無しNIPPER[sage ]
2019/12/25(水) 23:36:28.61 ID:xVvfAwpH0
アイドル事務所を立ち上げたい。結婚して最初の私のワガママを言った時のアナタの顔、私、まだ覚えてるわ。
私にとってのアナタのように、今度は私が、誰かの背中を押したかった。
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