勇者「ステータスをカンストしすぎた」
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34:名無しNIPPER[saga]
2019/12/23(月) 19:18:13.52 ID:6c0LDgMiO
勇者「正直言って、冷めている。魔王は討伐するが、熱意や使命感を以前ほど感じられない」

戦士「なんでだよ! すげー力を手に入れたんだろ!?」

勇者「強くなりすぎた。魔王は、俺より格下の存在だ。今ならわかる、わかろうとしなくてもわかってしまうんだ」

魔法使い♀「……なんか、信じられない。ホントにそんな話ありえる?」

僧侶♀「勇者さまは、悪ふざけで言う方ではありません。アナタと違います」

魔法使い♀「たしかに、こいつはクソ生真面目な奴よ。だから、嘘は言ってないんでしょうね」

勇者「なにを言いたいかわかるよ。証明してほしいんだろ」

魔法使い♀「……察しがいいじゃない」

勇者「俺が同じ立場だとしたも、信じられないだろうからな。何が望みだ」

戦士「うひょーっ!! なんだなんだ! なにを見せてくれるんだ!?」

魔法使い♀「そうねぇ。。できないことはないの?」

勇者「周辺の被害は考慮しろよ。お前たちの攻撃を全て受け止めたら証明にならないか?」

戦士「おひょひょっ!? いいのか!? やっちまっていいのか!?」

魔法使い♀「証明にはなる。けど、つまんない」

戦士「あれ……? やらないのか?」

僧侶♀「もう! 証明につまらないもなにもないでしょう!!」

勇者「……なにが望みだ」

魔法使い♀「あんたが格下だっていう魔王、その魔王を連れてきてよ。今、ここにーー」



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