勇者「ステータスをカンストしすぎた」
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19:名無しNIPPER[saga]
2019/12/22(日) 19:54:56.90 ID:qvpHhm8oO
〜次の日〜

魔法使い♀「おはよ」

戦士「おう、おはようさん」 

僧侶♀「魔法使いさん、お話しがあります。戦士さんの横に座ってください」ジトー

魔法使い♀「なによ、まだ怒ってんの。めんどくさ」

戦士「はは、まぁまぁ」

魔法使い♀「戦士、勇者は? ……僧侶の目元のクマから察するに、家出した? 器用貧乏くんは」

僧侶♀「まっっっったく反省していませんね!?」バンッ

魔法使い♀「事実を言って何を反省するのよ」

僧侶♀「人は誰しも抱えている悩みのひとつやふたつあるものです! アナタにはわからないのですか!?」

魔法使い♀「わかんない。だって、あたしには無いもの」

僧侶♀「なっ!?」

魔法使い♀「そんなに大袈裟にきゃんきゃん吠えること? 器用貧乏だからなに? 勇者が伝説と違っても勇者は勇者でしょ」

僧侶♀「アナタが勇者さまを使えないと……!」

魔法使い♀「使えないなんて一言でも言った? 印象で捏造するのやめてくれる?」

僧侶♀「受け取り側は同等の……! 去り際の勇者さまの悲しそうな表情が見えなかったのですか!」

魔法使い♀「……アホくさ」

僧侶♀「アホですって!?」

魔法使い♀「やりとりがバカバカしいって言ってんの。要するに、イタズラにコンプレックスを刺激したって言いたいんでしょーが。あんたは」

僧侶♀「そうですよ! わかってるじゃありませんか!?」

魔法使い♀「だからさぁ〜、笑い飛ばせばよくない? なんで深刻に捉えるのよ」

僧侶♀「……魔法使いさんの独自の価値観、考え方があるように、笑い飛ばせない人もいるのです。なぜ、押しつけるのです」


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