63:名無しNIPPER[saga]
2021/08/10(火) 13:43:26.30 ID:9hCF7dup0
「具体的には、どういうことをするんでしょう」
千雪さんは不安そうに声を震わせました。
「事故の記憶を、別の記憶にすり替えるのはとても難しいです。
仮に、それができたとしても解決には至らないでしょう」
「ええ」
「つまり……今回の問題は、彼女のお姉さんが亡くなったことに他なりません」
お医者さんは少しばつが悪そうな顔で、甜花たちの顔を見つめました。
「私の提案は――彼女には初めから姉がいなかった、
という記憶に塗り替えるということです」
82Res/37.14 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20