12:名無しNIPPER[saga]
2019/12/17(火) 00:15:33.69 ID:m7EVYDbo0
「……甜花が生きていてくれたら、どんなに良かったか」
お父さんはそういってお母さんを寝室につれていきました。
甜花は、なにもいわないで、リビングに飾られた額縁を眺めました。
写真の中に収められた甜花は、今よりもずっと、とびきりの笑顔でいたのです。
そうして、ひとりぼっちになった部屋の真ん中で、
誰にも聞こえない声で「そうだね」と甜花はつぶやきました。
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