19:名無しNIPPER[saga]
2019/12/16(月) 23:28:15.61 ID:w7wIwWN50
「それでお仕事の方はどうでしたか?」
「勿論幸子さんのおかげで大盛況でしたよ。あの伊丹さんたちも太鼓判を押してくれましたからね。」
「まあ!あの伊丹さんたちが!それは嬉しいわぁ。」
「それにしてもあそこまで絶賛されるとはどうしてですかね?」
「そうねぇ。きっと隠し味に黒味噌を使っているからでしょうね。」
「なるほど、それがミソってわけですね。」
行きつけの花の里で晩酌を嗜みながら冠城は女将の月元幸子と楽しげに談笑していた。
ちなみにだがスーパーで特命係が作っていた惣菜は幸子が考案したレシピによるもの。
その経緯もあり幸子としてもメニューが大盛況だったのが自分事のように嬉しく思えていた。
「…」
そんな二人とは裏腹に右京は険しい顔でなにやら考え込んでいた。
右京が何を考えているのか隣に座る冠城にはその理由はわかっていた。
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