101:名無しNIPPER[saga]
2020/01/01(水) 18:09:15.83 ID:12PeC/pS0
「そうよ…アンタたちだって都合悪いなら…もういいじゃない…」
そんな伊丹たちに便乗するかのように信代もまた改めて話を蒸し返した。
昔の話を掘り返してどうなるのかと…
「今更あいつらが祥太を育てるわけ無いでしょ!」
「あれから十年も経っているのよ!」
「そもそも十年前に祥太を死なせようとしたヤツらに育てられるわけがない!」
まるで自分こそが実の親であるかのように信代は力強く訴えた。
確かに今更祥太の誘拐を明かしたところでどうにかなる問題でもない。
だがこれは信代たちが偽りとはいえ親であったこそやらなければならない問題だ。
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