女「私、あなたのことが好きになってしまいました」
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8: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/11(水) 21:01:33.09 ID:IEuf6uP80
いつも通り、学校が始まった。
12月。もうすぐ冬休み、という時期に入る。
僕は高校二年生の、普通の男子学生だ。
特に取り柄もない。ただ、一つ得意なことといえば、早起きくらいだ。
いつも学校には始業時間の一時間半前に着いている。これは、小中の頃から変わっていない。
毎日していることだから、もう僕にとっては当たり前のことなのだ。
小学校の頃は、みんなも同じ時間に登校していて、よく遊んだ。
中学になってからは、この時間に学校にいるのは、部活の朝練ぐらいだ。
そんな時、今年のクラス替えで一緒になった彼女は、僕と同じく、いつも早朝の同じ時間に登校していたのだった。
僕らの関係はそれくらいで、時々話をしたりはしていたけれど、特にお互い気にするような感じでは、なかったと思う。
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