女「私、あなたのことが好きになってしまいました」
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59: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/21(土) 00:30:49.33 ID:QNmU56sQ0
口に運ぶと、次々と色んな幸せがやってくる。どれも美味しい。
男「あっ、ごめん。食べるのに夢中になってあんまり話せなくて」
女「いいえ。気にしてません。美味しいですか」
60: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/21(土) 00:35:20.59 ID:QNmU56sQ0
彼女は、目を伏せて、横を向いた。
結ばれた髪型が、大きく揺れる。
男「髪型のこと?」
61: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/21(土) 00:35:56.32 ID:QNmU56sQ0
男「……」
彼女は、あまり嬉しくなかったのだろうか。
女「……」
62: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/21(土) 00:40:18.33 ID:QNmU56sQ0
女「……あの」
男「えっ」
先に、彼女が先陣を切る。
63: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/21(土) 00:40:48.18 ID:QNmU56sQ0
男「あ……」
どうやら彼女は。
想像よりも、喜んでいたようだった。
64: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/21(土) 00:52:28.21 ID:QNmU56sQ0
そんなこんなで、お昼は終わった。
授業の合間合間で、僕は色んなクラスメイトに質問攻めにあった。
「付き合っているのか」「どういう関係なのか」「どうして仲良くなったのか」
65: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/21(土) 00:53:06.37 ID:QNmU56sQ0
女「びっくりしました」
男「あはは」
帰路。僕は昨日と同じく、女さんと一緒に帰っていた。
66: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/21(土) 00:54:05.32 ID:QNmU56sQ0
男「うん。みんな考えてることは同じみたいだね」
女「そうなのでしょうか」
男「どんな質問されたの?」
67: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/21(土) 00:58:36.09 ID:QNmU56sQ0
また彼女は。
難しい質問を平然とぶつけてきた。
女「お付き合いというものを、したことがないので」
68: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/21(土) 00:59:02.95 ID:QNmU56sQ0
男「……やっぱり一緒に出かけたり……」
女「……お出かけ」
男「手をつないだり……」
69: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/21(土) 00:59:59.68 ID:QNmU56sQ0
女「男さん」
男「は、はい!?」
女「抱き合う行為も、入りますか」
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