女「私、あなたのことが好きになってしまいました」
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163: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/01/23(木) 22:27:33.57 ID:xdKyTgMJ0
女「……このような顔は、本当は見せたくありません」

今にも消えてなくなりそうな声を発する。

女「でも、あなたの望みなら」

「どうぞ」と。

抑揚のない声と一緒に、彼女は顔を覆い隠していた手をどかした。

そして、彼女の耳まで真っ赤になった可愛らしい顔が現れたのだった。

男「……わぁ」

つい声を出してしまうほど、彼女は可愛かった。

べったりと張り付いていた強靭な無表情が今は存在しない。

それほどに彼女は今、恥ずかしさのあまり沸騰状態にあるのだ。


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