309:名無しNIPPER[sage]
2019/12/21(土) 20:40:23.08 ID:qwOLqVwTO
【スタジアム・観客席】
立向居「荒れた試合になってきましたね……」
のりか「うん……特に鬼道さん。動きが鈍くなってきたよ」
明日人「……………」
道成「どうした? 明日人?」
明日人「キャプテン、俺たちってサッカー以外に何があるのかな?」
のりか「え? ちょっと明日人?」
明日人「なんていうかさ、鬼道さんは俺たちみたいにただサッカーが楽しいからやってるわけじゃない。
もっと深い何かが鬼道さんを動かしてる、そんなな気がするんだ」
道成「サッカー以外の何か……か」
虎丸「そうですよね、怪我をして普通なら交代を要望してもおかしくないのに今でもピッチに立ってるんですから」
道成「……信念、知れないな」
明日人「え?」
道成「正直、今の俺たちは何の縛りも無いままサッカーをやってる状態だ。
鬼道さんには強化委員としての責務を始め、様々な重圧を背負ってプレイをしているんだ」
明日人「……重圧」
道成「だが一番の根本にあるのは俺たちと同じ、サッカーが好きだという気持ちだ。
サッカーに向き合い、自分に出来ることを為す。それが鬼道さんのサッカーなんだと思う」
明日人「……」
道成「明日人、お前に何かを背負えっていうのはちょっと違うと思うが負けられない何かを持つことが重要だと俺は思う」
明日人「負けられない何か……わかりました! 俺、それを見つけます!」
道成「ああ、その意気だ!」
王将「前半の残り時間が十分を切りました!」
【フィールド上】
折緒「スペクトルマグナ!」ズシュゥゥゥゥゥゥゥン!
源田「パワーシールド!」バチバチバチバチバチバチ!
王将「防いだ! 源田、何度も放たれる星章のシュートを弾き飛ばしました!」
折緒「くそ!」
源田「>>310」
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