53:名無しNIPPER[saga]
2019/12/08(日) 21:02:20.94 ID:DAlloLM6O
「いや、はは……俺はプロデューサー失格かもしれないと思ってな……
ずっと側にいたのに、三人がこんなに素晴らしいステージを生み出せるなんて俺は考えてもいなかったんだ。今日のパフォーマンスは俺の想像なんて遥かに超えていたよ。
それが嬉しい反面、情けなくもなってさ……」
54:名無しNIPPER[saga]
2019/12/08(日) 21:04:24.91 ID:DAlloLM6O
「ま、想像なんて出来なくて良かったんじゃない?あんたの掌の上で転がされるレベルのアイドルじゃ“その程度”って事でしょ」
「はは、そうだな」
55:名無しNIPPER[saga]
2019/12/08(日) 21:06:51.92 ID:DAlloLM6O
「いや、冬優子の言う通りだよ。
最近はストレイライトの仕事が軌道に乗って来てたから俺も気が抜けてたみたいだ。
ストレイライトはもっと上のステージに立つべきだって今日ハッキリとわかった。みんなのプロデューサーだと胸を張れるよう、俺も頑張らないとな」
56:名無しNIPPER[saga]
2019/12/08(日) 21:08:25.95 ID:DAlloLM6O
「ねぇプロデューサーさん、今日のステージなんかいつもとちがう感じがしなかったっすか?」
「違う感じ?パフォーマンスの話か?何かと言われると一言で言うのは難しいが……」
57:名無しNIPPER[saga]
2019/12/08(日) 21:24:19.94 ID:DAlloLM6O
【オーディション番組終了後・控え室】
わたしたちは番組史上最多の票数を獲得して優勝した。
58:名無しNIPPER[saga]
2019/12/08(日) 21:32:17.12 ID:DAlloLM6O
その後プロデューサーさんは後処理のためにどこかへ行ってしまって、戻って来るまでわたしたちは控え室で待っていた。
「そういえば出来レースの話とかあったねー。ステージが気持ち良すぎてカンッゼンに忘れてたわ。ずっと昔の話聞いてるみたいなカンジしたし」
59:名無しNIPPER[saga]
2019/12/08(日) 21:33:40.98 ID:DAlloLM6O
「たしかに今日のステージは良かったっす。
でも、まだまだ足りない。もっと良くなる、もっと先があるってわたしは感じたっす」
「うわー……あさひちゃんって修行僧なん?あれ以上があるなんてうち信じられないんですけど。どこまで行っちゃうの?」
60:名無しNIPPER[saga]
2019/12/08(日) 21:40:45.90 ID:DAlloLM6O
「! ……当然でしょ!
ふゆは誰にも負けないトップアイドルになるって、決まってるんだから!
言っておくけどね、あさひ。私はあんたにも負けるつもりないから。あんたなんて不完全さの塊みたいなアイドルなんだからね」
61:名無しNIPPER[saga]
2019/12/08(日) 21:45:48.99 ID:DAlloLM6O
「成長なんて当たり前でしょ。
ふゆ、こんなガッタガタなユニットで満足なんかしてないんだから!」
「? なんで……冬優子ちゃん笑ってるんすか?」
62:名無しNIPPER[saga]
2019/12/08(日) 21:53:20.80 ID:DAlloLM6O
「えー、うちはみんな好きなのに。
あさひちゃんもそうっしょ?」
「わたしは愛依ちゃんも冬優子ちゃんも好きっすよ」
63:名無しNIPPER[saga]
2019/12/08(日) 21:54:56.12 ID:DAlloLM6O
わたしたちは、ストレイライト
迷光を纏い、進み続ける
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