勇者「魔王封印するつもりがミスって殺してしまった。俺はもうダメかもしれない」
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392:名無しNIPPER[saga]
2020/11/08(日) 19:11:34.01 ID:0WLVFLUwO
勇者(あの最後の瞬間)

勇者(メガンテで四散した瞬間、俺は装備していたメガザルの腕輪――死んだ瞬間蘇生魔法が発動する腕輪で生き返った)

勇者(で、即時女神から魔力を受け取って、魔法使いにザオリク使って、弱りに弱った魔王の魔力を封印したのである)

勇者「……そんな誰もが賞賛すべき神業が……き、きもい……?」

魔法使い「というかあなたいつからメガザルの腕輪なんて持ってたのよ。冒険中なかったでしょあんなの」

勇者「普通に魔物殺しまくってそいつらの核を集めて作ったんだよ。300体くらい狩ってようやく作れるもんだからな。本当に時間かかった…」

勇者「戦士から戦争の話聞いてからは一週間ずーっとそれやってた。そのせいで到着がかなりギリギリになっちまったが」

僧侶「そう…ですよね。あの時の勇者様、武器もまともに用意してませんでしたから。いつも用心深いのに珍しいなと思ってました」

勇者「俺は絶対に死にたくなかったんだよ。特にあの時は加護消えて道歩くのも怖かったくらいだ。代わりの手段も用意しないで戦争なんかやってられるかってんだ」

勇者「だからあんな使い方するとは思ってもなかったよ。残っていて本当に運が良かった。それに尽きる」

僧侶「…じゃあ聞きますけど、あの死ぬ死ぬ詐欺なんだったんですか?約束を守れそうにないとか。あれ言ってる時命のストックあったってことですよね」

僧侶「あれ私がどんな気持ちで聞いていたか分かりますか…?」

勇者「……め、メガザルの腕輪使うの初めてで…効果を信頼してなかったから……?」

魔法使い「なんで疑問系なのよ…」

勇者「あ、あははは…」

勇者(あの場のノリで死んだことにしていろいろ有耶無耶にしようとしてたとか言ったら…お、怒られますかね…?)


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