勇者「魔王封印するつもりがミスって殺してしまった。俺はもうダメかもしれない」
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365:名無しNIPPER[saga]
2020/11/07(土) 23:26:36.23 ID:gx6Sl8OiO
勇者(直撃!これなら…!)

魔王「あはははは。なぁに勇者、その軟弱な一撃は。それじゃ私は殺せないわ」

勇者「…ほざけブスが。魔王ってんなら今日で二人相当ぶっ殺してんだ。三人目になるとは考えなかったのか?」

魔王「ええ、ええ。もしも貴方が万全の体調で、聖剣を持っていれば、勝負は分からなかったでしょうね」

魔王「こんな風に剣が折れてしまわなければ、もしかしたらまだ何とかなったのかも」

勇者「…チッ…」

バキンッ…

勇者(…魔王の魔力結界…普通の武器じゃ腐食して壊れちまうのも変わらずか)

魔王「勝ち目がないのは理解した?だから私は今こそ来たの」

魔王「貴方が限界で、他の人も限界で、我を止められる者が誰一人いない今だからこそ」

勇者「はっ、魔王になってまでやることが火事場泥棒かよ…」

魔王「…勇者、僧侶、戦士。貴方たちはハーフだからと迫害され続けてきた私にとって初めて出来た大切な仲間よ」

魔王「特に勇者、貴方は私にとって紛れもなく勇者だった。女神の加護がなくなろうが、狂った理想を掲げようが何も変わらない」

魔王「そんな貴方を倒して我が物にするのは魔王にのみ許されし御業に違いない。だから私はなった。…なるしかなかった」

魔王「もう二度と独りにならないために…」

勇者(な!?なんつー魔力…)

魔王「…貴方たち以外の人間をどけてしまえば、もう私が蔑ろにされることもなくなる」

魔王「さ…スッキリしたところでそろそろ始めましょうか」

魔王「勇者よ。我が腕の中で眠りなさい」

勇者「っ!」

僧侶「結界!!」


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