勇者「魔王封印するつもりがミスって殺してしまった。俺はもうダメかもしれない」
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22:名無しNIPPER
2019/12/05(木) 14:22:07.54 ID:KnIMfDecO
【酒場】

勇者「それでは魔王の死を祝して(ファック)――乾杯!」

『『『『『乾杯!!!』』』』』

勇者(戦士さんの言うささやかな歓迎とは街で一番デカい酒場を貸し切ってのパーティらしい。全然ささやかじゃねえ)

勇者(まあこれだけ人の目があるなら命の危険はないだろ。王様もこんな早く命令飛ばしはしないだろうし)

勇者(故に気をつけるのは僧侶さん。いや僧侶。奴は敵だ。気を抜いたら死ぬと思え)

勇者(奴は料理がクソほど出来ん。だというのに調理場に入るのが見えた。十中八九料理に何か混ぜたはず。手をつけるのはやめておこう)

勇者(逆にここで俺に料理を勧めてくる奴は敵の可能性が高い。いい機会だ、ここで全員炙り出してやる…!)

兵士A「あれ、勇者様。全然食べてなくないっすか?」

勇者「つい話す方に熱中してしまいまして」

兵士A「あ、ならよければ俺が取ってきますよ!勇者様は座っててください!」

勇者「それなら魔法使いさんにしてあげてください。あの人も疲れてましたから」

兵士A「任されましたっす!」

勇者(こいつはただのお人好し。とはいえ軍人だし四捨五入して敵で)

兵士B「勇者様。こちら我が家の秘蔵酒です。ぜひ一口目は勇者様に」

勇者「ありがとうございます。下戸なので、舐める程度に」

勇者(酒精で判断力を鈍らせるつもりだな?馬鹿め、ひっかかるか)

僧侶「勇者様、勇者様。これ、心を込めて作りました。食べて頂けますか…?」

勇者「二フラム」ジュッ

僧侶「え…」

僧侶「!?」


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