勇者「魔王封印するつもりがミスって殺してしまった。俺はもうダメかもしれない」
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176:名無しNIPPER
2020/05/08(金) 21:39:19.74 ID:cWFJBfUF0


僧侶「果ての街からの返答はどうでしたか?」

枢機卿「勇者様の姿は見ていないとのこと。ですが庇っている可能性も考えられます」

僧侶「戦士様ならあり得るでしょうね。王国の動向は?」

教皇「貿易街の近海から引き上げたらしい。同時に奇妙な嵐も収まったようだ」

枢機卿「狙いは勇者様だったと見て間違いないでしょうな」

僧侶「私の細工で蘇生先は果ての街になっています。戦士様たちが庇っていたとしても同じ場所に留まっているとは思えません」

教皇「近隣の街道から発見の知らせは届いていないが…」

僧侶「…恐らく魔王領に逃れたのでしょう。今はもう魔王軍もいませんから、むしら人間界にいるより安全なはずです」

教皇「それは良かった。我が国にも捜索隊を出すだけの余裕はない」

枢機卿「では…勇者様のことはしばらく様子見ということでよろしいですかな、聖女様」

僧侶「ええ。王国は勇者様の居場所を掴んでいません。今は国内の立て直しに力を入れましょう」

僧侶「…本当は直接私が迎えに行けたらいいのですが…」

教皇「済まないがようやく帰ってきた我が国の象徴を外に出せない」

教皇「お前が象徴として在ることで国民の士気が上がる。彼らによる迅速な国力の充実が勇者を迎える何よりの近道だと思ってくれ」

僧侶「…ええ。弁えています」


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