高坂京介「私の弟がこんなに可愛いわけがない?」五更瑠璃「所謂性転換モノよ」
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/03(火) 23:54:37.84 ID:Pm5HLfMGO
『俺のコレクション、どう思う?』
『率直に言って、身の危険を感じるわね』

作中の姉弟の会話に京介は同感であった。
ある日いきなり夜中に起こされ、弟の自室に向かうと大量のオネショタエロゲを見せられる。
男女の性別が逆転しただけで完全に事案だ。

「黒猫、もうギブアップしてもいい?」
「そこからが面白いのよ」
「どうせ親父に弟のブツがバレるんだろ?」
「貴方に先見の明があるとは知らなかったわ」

うるせと、悪態を吐きながら、懇願した。

「なあ、頼むからもう勘弁してくれよ」
「それじゃあさっき言った通り私が朗読するわね。『あのね、パパ聞いて。このゲームは私の物なの』『お前は自分が何を言っているのかわかっているのか?』『あーもう! ごちゃごちゃうるさいわね! 私はオネショタモノの成人指定シュミレーションゲームが大好きなのよ!』」
「もう家庭崩壊だろ、それ……」

その詭弁は兄だからこそ通用した妄言だ。
いや、妄言なので一切通用などしていないが。
とにかく、姉が口にしていいものじゃない。

「そもそもオネショタって……」
「あら、ご存知なかったかしら?」

むくりとベッドから身を起こした黒猫は、京介が見たこともないほど大人びた表情と口調で。

「京ちゃん。それを読み終わったら、今日はお姉ちゃんと一緒にお風呂に入りましょうか?」
「入るー!」

なんだよ、オネショタ最高じゃねーか! と。
単純で京介はすっかり頭が悪くて沸いてしまった男子中学生に戻り、瑠璃ねーたんと早くお風呂に入りたくて残りのページを一気読みした。


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