719:名無しNIPPER[saga]
2020/05/09(土) 23:23:00.69 ID:/np0PoHr0
突然キーガンは大きく高笑いした。
キーガン「ハァ?ンなわけねぇだろが!むしろ俺は今の境遇が気に入ってんだよ!」
リノア「ん〜、どゆこと?」
キーガン「顔も名前も消せるって事はよ...どれだけ人を殺そうが罪に問われねぇんだよ!捕まることもねぇ!殺し放題なんだよぉ!」
ミラー「なら何故先駆者に協力を?」
キーガン「世界平和に協力したら、以後どれだけ殺人しても見逃すって約束してもらったからなぁ!あり得ないことだとは思うが、これで万が一ヘマをしても安全だろ?」
リノア「成る程ね」
キーガン「さあ、時間稼ぎはここまでだ」
2人は素早く辺りを見渡す。どうやら会話をしている間にキーガンは至る所にトラップを仕掛けたようだ。
ミラー「ああ、そうだ。一つ聞いても?」
キーガン「ハハハハ、遺言かぁ?イイぜ!」
ミラー「貴方は国籍がないって事でいいですよね?」
キーガン「ああ...」
彼は先程からミラーの戦い方にどこが既視感があった。だがその質問でついにその正体が分かった。
キーガン「テメェ...キリングトラベラーか」
リノア「それって...」
彼女は頭の中で素早く情報をまとめる。
キリングトラベラーといえば数年前まで世界を騒がせていたシリアルキラーだ。
その特徴は2つ。1つ目は必ず一国につき1人だけ殺すというもの。そして2つ目は殺した人物の国籍と同じ国旗を現場に残す事だ。
ミラー「いやいや、無国籍の人間も是非殺したいとは思ってたんですが...ここで叶いそうですね」
キーガン「クククク...俺と同類だったか。思わず昇天しそうなほどの血の匂いがテメェから漂うのもそういう訳か」
リノア「ここにいるの、私以外サイコパスじゃん...」
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