627:名無しNIPPER[saga]
2020/04/26(日) 21:37:09.08 ID:dXT6thxS0
飯田 コンマ46 倒した
アリス「がっ...!」
シモーヌ「このっ!」ダァン!
慌てて飯田とシモーヌがデッドフィンガーを銃撃するが、彼は微動だにしない。
デッドフィンガー「ハハ...これでいい」
そう呟くと彼は機能を停止しその場から動かなくなった。
飯田「大丈夫か?」
アリス「え、ええ...。でも...動けないわ」
シモーヌ「なんとかコイツをどかしましょう」
2人はアリスを助ける為にデッドフィンガーを動かそうとしたがぴくりともしない。
飯田「クソッ...何とかしないとな」
どうにかしてデッドフィンガーを退かす方法を考えていると、頭上から大きな音が聞こえた。
飯田「これは...不味いぞ!」
ヘリから放たれたミサイルによって不安定な状態となっていた複合商業施設の壁面が崩れかけていた。
アリス「2人とも...離れて」
シモーヌ「でも!」
アリス「いいから...」
飯田「っ...!」
2人がアリスのそばから離れた時、遂に瓦礫が落下し始めた。
そして瓦礫が落ちてくるのと同時に、視界の端で黒い影が動いた。
ガッシャ-ン!
飯田「ゲホッ...!」
大きな衝撃とともに砂埃が舞い上がり思わずむせ返る。
シモーヌ「アリス...」
だが煙が晴れた時、瓦礫の下にいたのはリノアだった。
飯田「なっ...!?」
思わず辺りを見回すと瓦礫から僅かに逸れたところにアリスが倒れていた。
飯田「大丈夫か!?」
アリス「ええ...それよりも」
彼女は立ち上がり、瓦礫に挟まれたリノアの横に座った。
リノア「ははは...私も、バグっちゃったみたい...」
アリス「リノア...」
リノア「何でかな...アリスが死ぬって考えたら...勝手にさ」
彼女は消え入るような声で笑いながら言った。
アリス「喋らなくていいから...。傷は?」
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00〜70 致命傷
71〜99 かろうじて助かりそう
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