337:名無しNIPPER[saga]
2020/02/26(水) 00:24:51.38 ID:ebjv/q/90
慎重に警戒しながら、作戦基地の入り口まで進む。
道中にはサウジアラビア兵とカリギュラセキュリティ兵の死体が転がっていた。状況から見るに、かなり激しい戦闘だったようだ。特に目に留まるのは、爆発の跡だ。
基地の中にも戦闘の跡は続いている。その影響のためか電気が点滅していて、先がよく見えない。
アリス「どこに敵が潜んでるかも分からないわね...」
シモーヌ「ええ、しっかり警戒しましょう」
オウルレギオン兵「ああ」
飯田「止まれ、誰か来る」
暗闇から出てきたのは、部下を何人か連れたブラウンだった。
即座に両部隊が銃を構える。
ブラウン「ああ、皆さん落ち着いて」
ブラウンが両手を挙げるとともに、部下達は銃を下ろした。
飯田「一体何のつもりだ」
ブラウン「誰かと思えば、イーグル隊ですか。何人か見ない顔もいますが」
飯田「そんなことはどうでもいい。それより何なんだ」
ブラウン「何って、ここから逃げるんですよ」
オウルレギオン兵「は?」
ブラウン「いやはや、正直今回の戦争はあまり好きになれませんので。というのも、リスクと照らし合わせて考えてみると契約金が少なすぎるんですよね。とてもじゃありませんがビジネスとは言えない条件でしてね」
飯田「それで?ここから逃げたら会社に追われるぞ」
ブラウン「それは勿論、分かっています。この忠実な部下達とともに新天地を探しますよ」
シモーヌ「そう、それは良かったわね。でも私達がそれを見逃すと思う?」
ブラウン「そうですね...。ではここでビジネスといきましょう。貴方達は私達を見逃す、代わりに私はこの先に何が待ち構えているか情報を与える。どうですか?」
↓3まで多数決
1取引する
2断わる
今日はここまで。
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