162:名無しNIPPER[saga]
2020/01/18(土) 19:58:03.24 ID:qBhDCILP0
1 助ける
崩壊した屋根の隙間から、夜空に走った閃光が差し込んだ。光で照らされたワグナーの横顔からは、固い決意が読み取れた。
飯田(合理的に考えれば、今撤退しないという選択肢はない。...だがこんな時彼女ならどうする?)
飯田「分かりました。ですが全員は無理です」
ワグナー「それでもいい!」
飯田「2人とも、援護を!」
アリス「任せて!」
シモーヌ「...それが命令なら」
2人は依然向かってくるレジスタンス達に制圧射撃を始めた。
兵士「うう...」
ワグナー「もう大丈夫だ!気をしっかり持て!」
飯田「聞こえてるか?今から運ぶからな」
兵士「あ、ああ...」
その後も続いて、負傷兵の回収を行い続けた。だが他部隊の援護は既に瓦礫によって射線を塞がれていた為不可能であり、耐爆スーツ男の注意がとうとうこちらに向いた。
飯田「これ以上は無理か...ワグナーさん、今度こそ撤退です!」
ワグナー「...ああ!」
ワグナーは負傷兵を肩で支えながら、出口へと向かった。
飯田「良くやった!行くぞ!」
「「了解!」」
何とかイーグル隊とワグナーは倉庫内から脱し、撤退用のトラックがエンジンをかけ目前で待機していた。
だが崩壊した屋根の上で、1人のレジスタンスが狙撃態勢に入っていた。
レジスタンス「居た...!あれがワグナーか!」カチャ
↓1
00〜60 当たった
61〜99 外した
779Res/423.11 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20