熊野「裏世界ハンティング」
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30: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2019/11/25(月) 21:48:23.55 ID:NBL3UyTw0
渋る秋月を宥めながら、苔むした階段を昇ってホームへと踏み入る
錆びついた看板には旧書体で『きさらぎ駅』の文字。隣接駅に『かたす』と『やみ』が並ぶ。かたすってなんだよクリニックか
古び、何らかの染みで汚れているベンチにアナ雪のピクニックシートを敷き、束の間のティータイムが始まった


( T)「ジャイロの淹れるイタリアン・コーヒーはこんな旅において格別の楽しみだ」

( T)「コールタールみたいにまっ黒でドロドロで同じ量の砂糖を入れて飲む」

熊野「お望みなら手持ちのお砂糖全部入れて差し上げましょうか?」

( T)「やめて」


いつか飲んでみたいものだが、今は熊野が淹れたスティックタイプのインスタントコーヒーで良しとしよう
って、おいおいこんな所にコトリバコ落ちてんじゃねえこっそり潰しとこ


( T)「オサラバシイナ!!」クシャッ

<アアアアアアアアアアアアアアアアス!!!!!!!!!


ハッカイか。呪いのキックバックも大したことねえな


熊野「何か仰りましてー?」

( T)「目覚めた心が走り出した音」※未来を描くため

熊野「相変わらずワケのわからぬ事を……コーヒー、出来上がりましたわよ」


あまりヘタな事を言えばタダでさえ消耗している秋月が滅入ってしまう
細々したものなら秘密裏に処理してしまおう


秋月「ふぅ、美味しい……落ち着きます……」

( T)「この一杯と一服の為に生きているよなぁ」シュボッ

熊野「それは何より。提督、この後の行程は?」


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