【安価】受付嬢「ふーん、あなたが新人冒険者?」
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1:名無しNIPPER[saga]
2019/11/24(日) 09:46:17.79 ID:JD2PyGpy0
男「そうだが?」
受付嬢「また軟弱そうな奴が来たな、と」
そういえばこの女、俺が受付所に入った時から値踏みするような目を向けていたな
役職上、色々な者を見てきたのだろう
俺はそのお眼鏡にかなわなかったというだけの話だ
だが、なんだかムカついたので言い返してやった
男「だからなんだよ」
受付嬢「べつに?」
男「なら俺にできる依頼を回してくれ。何がある?」
受付嬢「>>3」
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2:名無しNIPPER[sage]
2019/11/24(日) 09:49:58.45 ID:WXLfilbuo
踏み台
3:名無しNIPPER[sage]
2019/11/24(日) 09:53:39.23 ID:hy4/jAww0
一人暮らしの老人の話し相手でもやってもらいましょうか
4:名無しNIPPER[saga]
2019/11/24(日) 10:05:02.50 ID:JD2PyGpy0
受付嬢「一人暮らしの老人の話し相手でもやってもらいましょうか」
男「いいっすよ」
受付嬢「冒険したいと、思わないんですか?」
5:名無しNIPPER[saga]
2019/11/24(日) 10:13:06.75 ID:JD2PyGpy0
依頼を受けた際に渡された地図に老人の家の場所が記されていた
家のドアをノックすれば、少し時間を置いて開けられる
朗らかな笑みの老人が出迎えてくれた
6:名無しNIPPER[sage ]
2019/11/24(日) 10:14:20.98 ID:HxzWCOVO0
嘘だと思うような私の現役時代の冒険話です。もしもあなたが私のお眼鏡に似合う相手だったら……
7:名無しNIPPER[sage]
2019/11/24(日) 10:21:31.91 ID:onEvEnX9O
>>6+ああ、念のためあなたの得意な武器は常にお手にとっておいてください
8:名無しNIPPER[saga]
2019/11/24(日) 10:55:26.51 ID:JD2PyGpy0
老人「嘘だと思うような私の現役時代の冒険話です。もしもあなたが私のお眼鏡に似合う相手だったら......」
男「......」
老人「ああ、念のためあなたの得意な武器は常にお手にとっておいてください」
9:名無しNIPPER[saga]
2019/11/24(日) 11:02:41.08 ID:JD2PyGpy0
咄嗟に横に跳ぶ
すると自分がいた場所のソファーが真っ二つになっている
その虚空には歪みのような穴が空き、そこにいる『何かの生き物』がこちらを見ていた
10:名無しNIPPER[saga]
2019/11/24(日) 11:12:45.16 ID:JD2PyGpy0
弱っている様子のその生物を観察すると、それは無数の立体の集合体だった
それが人の形を取り、刀を振るっていたのだ
老人「ふむ......合格じゃ」
11:名無しNIPPER[sage]
2019/11/24(日) 11:14:10.07 ID:HxzWCOVO0
数十年前に金銀財宝をとある場所に魔法をかけて隠した話
12:名無しNIPPER[sage]
2019/11/24(日) 11:22:32.52 ID:8E6OCKbpO
かつてとある村を襲った強大な魔物を倒しきれず、やむなく封印した話
あの封印そろそろガタが来てるんじゃなかろうか
13:名無しNIPPER[saga]
2019/11/24(日) 11:31:57.15 ID:JD2PyGpy0
老人「とある村がの、魔物に襲われたんじゃよ」
老人がその魔物の姿を教えてくれた
黄金色に輝く蛇のような生き物らしいのだが、尻尾のところで別れているそうだ
14:名無しNIPPER[saga]
2019/11/24(日) 11:36:08.30 ID:JD2PyGpy0
その後、老人とは満足した様子で別れた
受付所に戻れば報酬金が受け取れるそうなので、受付嬢を訪ねることとした
男「終わったぞ」
15:名無しNIPPER[saga]
2019/11/24(日) 11:41:29.52 ID:JD2PyGpy0
実は俺は出稼ぎに来ている身なのだが、この報酬金では飯代にはなれど宿は取れない
どうやら野宿をしなければならないようだ
受付嬢「何度も金を数えてるのみっともないですよ」
16:名無しNIPPER[saga]
2019/11/24(日) 11:49:44.11 ID:JD2PyGpy0
幸運なことに、綺麗な公園を見つけた
寝床が決まったので、ベンチに座ってサラダをむさぼる
雑草も食えるらしいが、流石に食べる気はない
食事を終えて、夜も深まりつつあるので、眠ることにした
17:名無しNIPPER[sage]
2019/11/24(日) 11:51:03.57 ID:Ppd64XTNO
カレーを両手に持った忍者
18:名無しNIPPER[sage]
2019/11/24(日) 11:51:05.26 ID:1IAMJXmt0
生意気そうなクソガキ
19:名無しNIPPER[saga]
2019/11/24(日) 12:28:30.73 ID:JD2PyGpy0
クソガキ「おw野宿してる奴おるw」
男「......ちーっす」
クソガキ「惨めだねぇ」
20:名無しNIPPER[saga]
2019/11/24(日) 12:47:01.83 ID:JD2PyGpy0
男「それはそれとして、お前どこの子供だ?」
クソガキ「俺は農民の子供だよ」
男「この街に農民なんていたのか」
21:名無しNIPPER[saga]
2019/11/24(日) 14:11:50.26 ID:FDTAJQuD0
朝が来た
あけぼのに温められた肉体は日の出と共に目覚める
早速受付所に行き、依頼を探すことにした
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