モバP「言いたいことが!あるんだよ!」森久保「ひぃっ!?」【デレマスSS】
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19:モウコン ◆91KFNBraZE
2019/11/21(木) 20:34:55.40 ID:tmt8A5Pv0
--水曜日、12時--
喫茶マンハッタン店内

P「向かい側、いいですか?」

婦人「あら?その声、あなたは月曜の?」

P「ええ、今日もおひとりですか?前回はどなたかと待ち合わせ、とのことでしたけれど」

婦人「目が見えて無くてもね、一度行った場所ならば案外もう一度行けるものよ。それでも東京みたいに人が多いところは揉まれて大変だけれどね」

P「...」

婦人「いま、時計を見たでしょ?わかるものなのよ」

P「さすがですね」

婦人「視覚が無いとね、聴覚が鋭くなるのもあれけれど空気の流れみたいなのまで感じるようになるのよ。だから娘にはフリフリの服を着せて、髪もできるだけボリュームをもたせるのよ。生地の擦れる音や髪の作る雰囲気で娘を感じることが出来るようにね」

P「それが乃々さんのあの服と髪型の理由ですか?」

婦人「あら、わたしのことは乃々から聞いたの?」

P「いえ、半分は当てずっぽうでした」

なぜ乃々の叔父さんが乃々の面倒をよく見るのか、それは全盲の妹の娘だからではないか
なぜ彼女が会話をするときでさえ目を合わせることに抵抗があるのか、それは家で目を合わせて喋ることがないから。そして目を見て喋れと指摘することが家では出来ないからではないか

P「...先日、乃々さんから手紙をもらいました」

そんな勘。そして、それが確証に変わったのがこの手紙

婦人「乃々からこのポエム帳は預かっているわ。答え、もう出てるんでしょ?」


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