ライラ「大好きな背中」
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43:名無しNIPPER
2019/11/20(水) 00:42:19.93 ID:q4097vYe0
 日本に来て以来、一度も言っても聞いてもいなかったはずのその名。


『……どうして』

『昔の研究室の同僚から聞いたことあってね。その人の顔はもう思い出せないんだけど』

『でも、それだけじゃ……』

『まぁ、そう思うよね』


 そう言うとシキさんは傍らのコーヒーを一気に飲み干すと
 再びソファーに深く座り直しました。





『元々イランの遊びだってのはその人で知ったの。んで、サラさん……だっけ?の事情は憶測。

 メイドを一人連れてきたんでしょ?
 ライラちゃんを守る仕事だから責任重大……
 でも本当のトップは派遣できない。

 だって元々ライラちゃんのお家でそれぞれ仕事だってあるだろうからね。

 でも英語圏じゃなくて目的地は日本。
 それなら日本語が達者、もしくは外国語の習得を任せられる人物を選ばなくちゃいけない。

 ビジネス上のお父様の関係者ならともかく一人のメイドでそれは珍しい。

 てことは外国人労働者かその血縁者て筋が可能性が浮上する……

 もちろん単に言語の教養が高い人かもしれないよ?
 でもそんな中、ライラちゃんがやってた遊び、しかもそれはメイドさんから教わったって話も聞いた……


 てなわけで、もしかしたらイラン人もしくはペルシャ語に明るい人なのかなーってね。

 別に当たってなくても構わなかった。
 あたしからは出そうにもない言語が出て一瞬でも隙ができてくれれば逃げやすくなるかなーって、その程度だよ。』





『そういうことだったんですね……』

『あーあ、ガラにもなくいっぱい説明しちゃった。志希ちゃんエネルギー切れ〜ライラちゃんアイスない〜?』

『ありますけど一口ですよ?前みたいな齧り方はダメですからね?』

「にゃはは〜努力するー」

















 まったく……世界は広いのでございますね。


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