66: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 21:30:55.10 ID:6s/A4gNC0
「……静香」
「……なに」
67: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 21:31:54.65 ID:6s/A4gNC0
志保に触発されているだけなのかもしれない。
このパワーがいつまで保つか分からない。
でも、今はこの力に頼るしかない。
68: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 21:33:52.14 ID:6s/A4gNC0
第四章 燃える道を行け
69: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 21:34:50.00 ID:6s/A4gNC0
そんなある日の昼下がりのこと。
私のスマホには一件の着信が入る。登録した嫌な名前が画面に表示される。
娘の通う小学校の名前だった。
70: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 21:37:02.65 ID:6s/A4gNC0
「実は、クラスで男子相手に喧嘩したようでして、
こちらもまだ詳しい事情は分かってはないのですが、
えー、膝を擦りむいてケガをしていまして、
71: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 21:37:53.45 ID:6s/A4gNC0
まあ、パニックになるってのも無理もない。
こんな問題を娘が起こすなんて初めてだった。
72: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 21:39:27.49 ID:6s/A4gNC0
「今は保健室にいますので。
相手の男の子は今別の教室に移ってます。
今日のことは相当ショックを受けているみたいなので
73: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 21:40:27.85 ID:6s/A4gNC0
一番の理由は
「人には見られたくないものを見られそうになった」
というものだった。
74: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 21:41:48.49 ID:6s/A4gNC0
「やっぱり歌手になるの!?」
「え! ならないよ!」
75: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 21:43:34.01 ID:6s/A4gNC0
で、先生はこの時、別のグループの真面目な相談を
聞いていて目を離していたと言い
「注意不足でした申し訳ございません」
76: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 21:45:21.12 ID:6s/A4gNC0
そして、私にはもうそれ以上に気になって仕方ないことがあった。
娘はいったい、なんと書いたのだろう。
娘はいったい将来何になりたいのだろう。
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