127: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 22:48:50.11 ID:6s/A4gNC0
「あ、茜さん!? どうしてここに」
128: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 22:49:23.97 ID:6s/A4gNC0
それから茜さんからは意外なことも聞いた。
「誰とも連絡が取れない状態だったのに、麗花ちゃんだけはお見舞いに来てくれたんだよね」
129: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 22:50:03.15 ID:6s/A4gNC0
茜さんは頭を抱えながら言っていた。
その気持はよく分かる。あのひとのことはやっぱり良く分からない。
130: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 22:50:46.24 ID:6s/A4gNC0
「それから星梨花ちゃんは今は医療系の機器メーカーの主任だとかで
私の入ってた病院でその機械を使ってたみたいなんだよね。
で、星梨花ちゃんもお見舞いに来てくれたんだよね」
131: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 22:51:22.98 ID:6s/A4gNC0
みんなが色々な所で元気にしていたのに、
茜さんは病気だったとか。
様子を見る限りは多少頬のあたりが痩せこけてはいるものの、
132: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 22:52:22.52 ID:6s/A4gNC0
茜さんはテーブルを飛び越すように立ち上がる。
確かに5年くらい前から地方の事務所に移って
そこでミニライブか何かしてるみたいなのことは聞いてたけど……
133: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 22:53:14.75 ID:6s/A4gNC0
確かに、私にはシーガールズの女の子たちのように
大きなステージでド派手に立ち振舞、
鮮やかなパフォーマンスを決めることは出来ない。
134: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 22:53:44.37 ID:6s/A4gNC0
一方、娘は呆れたように言った。
135: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 22:55:04.12 ID:6s/A4gNC0
あれから――。
136: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 22:55:57.99 ID:6s/A4gNC0
私は茜さんの誘いを受けることにして
週2度だけ夜の6時から都内のバーで唄っている。
137: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 22:57:12.21 ID:6s/A4gNC0
あれから――。
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