33: ◆UhQaGpUR76[saga]
2019/11/26(火) 22:22:44.02 ID:Ud6Zs9i30
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34: ◆UhQaGpUR76[saga]
2019/11/26(火) 22:23:48.20 ID:Ud6Zs9i30
先輩「昨日なんかな、机のカドに、太腿ガツーンって、まあまあエグめにぶつけちゃったのに、アザもあっという間に消えちゃってさぁ」
後輩「バカ丸出しじゃないですか」
先輩「ほっとけ! いやぁ、しかし便利なもんだなぁ、不老不死ってのはさ」
35: ◆UhQaGpUR76[saga]
2019/11/26(火) 22:24:29.62 ID:Ud6Zs9i30
先輩「そうだよ。ほら、あるじゃん。『八百万』とか、『ウソ八百』とか」
後輩「八百屋とか……?」
先輩「そう……、あ、いや、それは、どうだろ。分からんけど」グビ
36: ◆UhQaGpUR76[saga]
2019/11/26(火) 22:25:19.74 ID:Ud6Zs9i30
後輩「先輩?」
先輩「これ、ビールか? 本当に」
後輩「そりゃそうでしょ」
37: ◆UhQaGpUR76[saga]
2019/11/26(火) 22:25:52.15 ID:Ud6Zs9i30
先輩「なるほどね」
後輩「適当ですけど」
先輩「いや、それっぽい! ってことはあれか! 今ならシコタマ飲みまくっても、酔いつぶれねーし、二日酔いにもならないってことかぁ!」
38: ◆UhQaGpUR76[saga]
2019/11/26(火) 22:26:33.74 ID:Ud6Zs9i30
店長「ちょっとあんた、こんなの頼んで大丈夫なわけ? いくら不老不死だからって……」
後輩「え」
先輩「だーいじょうぶ、だいじょーぶ! 酒の毒も効かねーの、不老不死だから!」
39: ◆UhQaGpUR76[saga]
2019/11/26(火) 22:27:05.51 ID:Ud6Zs9i30
後輩「……ちょ、あの……先輩?」
先輩「大丈夫だっつーの! マジで全然酔わねえんだから!」
後輩「じゃなくて……。あの、なんで店長さんが、知ってるんですか。その……」
40: ◆UhQaGpUR76[saga]
2019/11/26(火) 22:28:12.92 ID:Ud6Zs9i30
後輩「だ、だけど……、もし他の人にバレたり、噂が広まったり……」
先輩「そんなん、お前に話したのだって一緒じゃん」
後輩「そ、それは……、そう、です……けど」
41: ◆UhQaGpUR76[saga]
2019/11/26(火) 22:28:50.84 ID:Ud6Zs9i30
後輩「……それで、店長さんにも見せたんですか? あの傷がムニョムニョ治るやつ」
先輩「へ? 見せてないけど?」
後輩「え……」
42: ◆UhQaGpUR76[saga]
2019/11/26(火) 22:29:50.66 ID:Ud6Zs9i30
店長「おっ待たせしゃーした〜♪」
後輩「っ!」ビクッ
先輩「おっ、きたきた!」
43: ◆UhQaGpUR76[saga]
2019/11/26(火) 22:30:59.53 ID:Ud6Zs9i30
店長「あっはは、後輩ちゃんって、からかいがいあるよねぇ」
先輩「後輩ぃ〜、ちょっかい出すのもいいけど、この人旦那さんいるぜー?」
店長「今は! バツ! イチ! だっての! ――って、何言わすのあんたは!!」ペシッ
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