43:名無しNIPPER
2019/11/10(日) 23:21:36.12 ID:PR8wYl2Go
「あーずにゃん」
「わっ」
物憂げに星を見ていたら、空っぽになっていた右隣に、いつの間にか唯先輩がやってきていました。
「良かったぁ。一人で見に行っちゃうのかと思ったよ」
「そんなことしませんよ。花火は誰かと見た方が良いに決まってます」
「そうだよね。私もあずにゃんと見る花火が、一番綺麗に見える気がするよ」
「わ、私は別に唯先輩と、とは言ってないです!」
心を見透かされたような気がして、一瞬ヒヤっとしました。お神輿近くの時といい、唯先輩はその時の気持ちをズバッと見透かしてくるくせに、それがどんな意味を持っているかには酷く鈍感なのがズルいです。いっそそこまでバレてくれたら……なんていうのは贅沢な話だよね。
63Res/30.46 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20