【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―7―
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86: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2020/01/05(日) 16:47:10.55 ID:YeOTlC7p0
◆◆◆◆◆◆
―渓谷出口の村『東区・中央部に近い路地』―

 シュオンッ ドササッ

旧暗夜軍ブレイブヒーロー「がっ!」

旧暗夜軍ランサー女「いたっ!」

旧暗夜軍ブレイブヒーロー(な、なんだ何が起きた……)

旧暗夜軍ランサー女「いたたたたっ、あれ敵が投げたトマホークは?」

???「もうありませんから、安心してください」

旧暗夜軍ブレイブヒーロー「……メイドか?」

旧暗夜軍メイド「はい。救出が間に合ったようで何よりです。まさか、白夜の道具に頼ることになるとは思ってもいませんでしたが。これはドローと同じくらい便利なものですね」ポイッ カランカランッ

旧暗夜軍ブレイブヒーロー「どちらにしてもありがとう、助かった」

旧暗夜軍メイド「いいえ、あなたがランサーさんを庇ったおかげです。もしも、そうしていなかったらどちらかはあの場所に置いて来なくてはなりませんでした」

旧暗夜軍ブレイブヒーロー「庇った?」

旧暗夜軍ランサー女「あのさブレイブ、もう放してもらっていいかな。流石に鎧が当って痛い」

旧暗夜軍ブレイブヒーロー「あ、すまん」サッ

旧暗夜軍ランサー女「いやいや、謝ることないから。それよりメイドちゃん、ちょっとブレイブの手当てをお願い」

旧暗夜軍メイド「はい、リライブ」シュオンッ

 ポワァン

旧暗夜軍ブレイブヒーロー「助かった。それで状況はどうなっているんだ? あの音が聞こえたと言う事は……」

旧暗夜軍メイド「はい、第一防衛線は放棄、第二防衛線で時間を稼ぎつつ、最終防衛線での総力戦の準備に取り掛かれということでしょう」

旧暗夜軍ブレイブヒーロー「そうか……。もう少し、時間を稼げるかと思っていたが」

旧暗夜軍メイド「やはり王族を中心に動いている以上、敵は強大なのでしょう。もっとも、それを理由に私は諦めたりはしませんが」

旧暗夜軍ブレイブヒーロー「わかっている。お前の頼みを聞いて、それを了承したのはこちらだ。マクベス様のための戦いはまだ終わってはいない」

旧暗夜軍ランサー女「マクベス様のための戦いは、結果的に暗夜王国の戦いだからね。それじゃ、さっさと移動しないと。ここに居ても、意味は無さそうだし」

旧暗夜軍メイド「ええ、それでは参りましょう――」

「マクベス様と共に駆ける事の出来る戦場へ」


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