【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―7―
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229: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2020/11/10(火) 19:17:03.75 ID:nXV5NvVJ0
シャーロッテ「……」

サクラ「あ、あの、シャーロッテさん……」

シャーロッテ「サクラ様、無茶しないって言った直後に何してんのよ。あれ、完全に無茶な行動でしょ?」

サクラ「うう、ごめんなさい」

シャーロッテ「まったく、見てたこっちは冷や汗ものよ。いきなり敵陣に突っ込んでいくなんて、無茶にもほどがあるっつーの。もう心配させんじゃないわよ、わかった?」

サクラ「は、はい、シャーロッテさん」

シャーロッテ「よし、それじゃこの話は終わりね。それで、なんであんな無茶なことをしたわけ? さすがに敵陣の中に負傷した味方が取り残されているってわけじゃなさそうだけど」

サクラ「その敵の進軍を遅らせるために攪乱を。そうしないと、ジェネラルの皆さんが到達するまで戦列を維持できないと思って……」

シャーロッテ「なるほどね。自分がやらなきゃって思うのはいいけど、少しは立場を考えてよ。こういうことがあったってレオン様やカムイ様に説明する身にもなってほしんだけど」

サクラ「ご、ごめんなさい」

シャーロッテ「でも、そのおかげでどうにかジェネラル部隊の到着は間に合ったみたいだから、まぁ結果だけは良かったからいいとして。ともかく、戦場に安全な場所はそうそうないんだから、ちゃんと注意すること、わかった?」

サクラ「はい。それと、敵の一番手薄な場所を見つけてきました。ジェネラル隊の方々も合流しましたから、こちらから仕掛ける準備はできたと思います」

シャーロッテ「いいわね。それで、その場所ってのはどこ?」

サクラ「はい、反対側です。こちらが一番圧されている場所です。けど、その所為か敵の数も他に比べると少ないようですから」

シャーロッテ「反対側ね」

サクラ「それで、出来ればこのことをルーナさんにも知らせたいのですけど、ルーナさんはどちらに……」

シャーロッテ「なるほどね。でもルーナに知らせる必要は無いわ。だってその反対側っていうのは、今ルーナが援護に向かってる場所だからね」


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