【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―7―
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◆P2J2qxwRPm2A
[saga]
2020/08/01(土) 18:36:11.90 ID:gTQT0S320
ドゴンッ ドゴゴンッ!
新生暗夜軍兵士「ぐっ、前方に連続で魔法を放たれています! これじゃ進めません!」
アクア「西側から来たのね。どうやら、私達を分断して撃破するのが狙いみたい」
フェリシア「はわわっ、て、敵が来ますよ!」
竜化カムイ『すぐに逃げたいところですが、遠回りしている余裕はなさそうですね』
竜化カムイ(相手は騎馬兵、この魔法を迂回したところで追い着かれます。ここは魔法部隊を叩いてこの障害を排除する以外に手はありませんね)
竜化カムイ『アクアさん、敵魔法部隊までの距離は?』
アクア「それほど遠くはないけど、どうしてそんなことを……まさか」
竜化カムイ『はい、私が打って出ます。彼らは私達の足止めに意識を集中していますし、まさか、突撃してくるとは予想していないでしょう』
アクア「でも、さすがに危険すぎるわ」
竜化カムイ『だとしても、今それができるのはそれなりに早く動ける私だけです。フェリシアさんに治療してもらいましたし、攻撃を済ませたらすぐ離脱しますから大丈夫です』
アクア「何も大丈夫じゃないのだけど。仕方ないわね、私が付いて行くわ。いくら周囲を把握できると言っても、あなたは目が見えないのだから一人では厳しいでしょう?」
竜化カムイ『それはそうですが。今回は回避行動が多くなると思うので、私にしがみ付き続けるのは辛いと思いますが……』
アクア「大丈夫。この前、本気で暴れているあなたにしがみ付いていられたのだから、落ちる心配なんてしないでいいわ」
竜化カムイ『アクアさん……』
アクア「そういうわけだからフェリシア、ここはあなたに任せるわ。こっちが魔法部隊への攻撃を行って、賑やかになってきたら後退を始めてちょうだい」
フェリシア「わ、わかりました。アクア様も治療しておきますね。それっ!」シャラランッ
アクア「助かるわ」
竜化カムイ『それじゃ、アクアさん。進行方向の指示をお願いします。あなたの言う通りに激しく動いてあげますから』
アクア「ええ、行きましょう」
竜化カムイ『はい!』ダッ
新生暗夜軍兵士「あの中に飛び込むなんて……本当に大丈夫でしょうか?」
フェリシア「きっと大丈夫です。だから、私達もやられるわけにはいきませんよ」チャキッ
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