【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―7―
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◆P2J2qxwRPm2A
[saga]
2019/11/05(火) 21:17:45.05 ID:cdNEYyjX0
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―渓谷出口の村『暗夜軍前戦陣地・内部中央に建てられた監視塔』―
旧暗夜軍兵士A「敵の飛竜部隊が二手に分かれました。さらに南西の門へ敵の騎馬隊が接近しているとの情報あり」
旧暗夜軍兵士B「南東門周辺の敵は隊列を組み直しています。おそらく、この部隊も突破を試みようとしているのだと思われます」
旧暗夜軍アドベンチャラー「おい、さっきの別れた飛竜部隊、あれも攻撃に向かってくるつもりだぜ。恐らく弓砲台と魔導砲台が狙いか? それで、あわよくばそのまま突破しようって魂胆だな」
マクベス「ふむ、同時に四カ所を攻撃するつもりですか。まぁ、この状況で攻め入ろうというのならば、それくらいしか向こうに手は無いでしょう」
旧暗夜軍アドベンチャラー「おっと、マクベス様。敵は概ね予想通りに攻撃してきてますよ」
マクベス「当たり前です、これでも綿密に作戦を立てましたのでね。この状況を早急に打開するためにとって来るだろう行動は予想できています。しかし、幾分か敵の動きが早かったか……」
旧暗夜軍アドベンチャラー「まぁ、元から兵力の差もあるわけで、そこは仕方ないですよ。で、どうします?」
マクベス「ここで弓砲台と魔導砲台失うわけにはいきません。直ちに例のポイントへの移動を。それと防壁の守備についている者たちは敵が防壁を突破したら、すぐに行動を起こすように指示を出して置いてください」
旧暗夜軍アドベンチャラー「了解しました。ちなみに敵を抑えられた場合は閉門ってことも伝えておきますよ」タタタタタッ
マクベス(閉門ですか。そうなれば、こちらとしても助かりますが、向こうもそうさせまいと突破してくるでしょうね)
旧暗夜軍兵士A「マクベス様、外部掃討戦力分のノスフェラトゥは次の部隊で最後となります」
マクベス「わかっています。引き続き、あなた方はここで敵の動向を監視を。何かあり次第合図を出すように、それと――」
旧暗夜軍兵士B「わかっています、あの大屋敷までですよね?」
マクベス「その通りです、あの大屋敷までですので、お忘れないように」
旧暗夜軍兵士A「はい、承知しておりますマクベス様。ここは私達にお任せください」
マクベス「頼みましたよ」タッ
マクベス(南側が破られれば敵の飛竜隊の第一陣が入り込んでくるでしょう。もっとも、それがこちらの狙いでもあります)
マクベス「ふっ、軍師である前に、私が魔術師であることを忘れてもらっては困りますよ。彼らは渓谷出口からすでに戦闘が始まっていると思っているのでしょうが――」
「本当の攻撃はまだ始まってすらいないのですよ。カムイ王女……」ニヤッ
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