【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―7―
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154: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2020/05/11(月) 00:09:21.70 ID:itidMmvi0
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カムイ「な、なんですか、この音は!?」

アクア「右翼最奥の方からよ」

カムイ「ブノワさんとフローラさんがいる所じゃないですか!?」

フェリシア「そ、そんな……」

カムイ「っ、すぐ援護に――」

新生暗夜軍兵士「正面、敵魔法部隊、接近して来ます。さらに西方向からも来ます!」

 タタタタタタッ

旧暗夜軍ボウナイトA「どうやらうまくタイミングを合わせられたようだ」

旧暗夜軍ソーサラーA「よし、西部の部隊と合流できたようだな。このまま敵陣を叩く! 全員進め!」

 ウオオオオオオオーーーーッ!

カムイ「っ、こんな時に!!!」チャキッ

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新生暗夜軍パラディンA「右翼最奥が攻撃を受けたようです、被害の状況はわかりませんが、かなりの被害が予想されます」

マークス「くっ」

マークス(中央と西側に注意を逸らしつつ、隙を突いたということか。くそっ!)

マークス「お前たちは攻撃された箇所へ援護に向かえ。攻撃を加えた者たちを背後から強襲せよ。私はここに残り指揮を続ける」

新生暗夜軍パラディンA「わかりました。援護に向かう、行くぞ!」

 パカラパカラッ

マークス「……む?」

 ジャリッ シュオンッ

マークス「!」サッ

 バシュンッ

マークス(魔法攻撃か……)

???「おやおや、避けられてしまいましたか。次期王の肩書はお飾りではないようですね、マークス王子」

マークス「貴様も父上の下で動いていただけはあるようだな。マクベス」

マクベス「ふっ、お褒めの言葉と受け取っておきましょう。こうして戦うのはいつ以来のことでしょうか?」

マークス「テンジン砦以来だろうか。だが、あの時とは違うぞ」チャキッ

マクベス「それはこちらの台詞です。ですが、あの時に比べれば優しいものですねよ、なにせ……」

 シュオンッ パラパラッ

マクベス「直撃を受ければ、痛み無く死ぬことが出来るのですから。これは最大級の慈悲と思っていただきたいくらいですよ」

マークス「ふっ、ならばその慈悲が私に通じるか試してみるといい」チャキッ

マクベス「いいでしょう、私もあなたがガロン王様の後を継ぐのにふさわしかったのかどうか――」

「試させていただきましょう、マークス王子」ニヤッ



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