655: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/03/21(月) 05:20:56.40 ID:0Hx+2bE/0
叢雲『どう?調子は』
夕張『バッチグーです!』
盗聴器。それをスピーカーの中に仕込んである。
今度こそ、だ。
無線式のスピーカーという建前上何か電波が飛んでいても誤魔化しが効く。
夕張『今はまた部屋を出て緋色ちゃんの部屋に行ってるみたいですね。向こうの部屋にも置いてきたらどうです?』
叢雲『それは流石に悪いわよ。あの娘の事まで盗み聞くのはちょっと』
夕張『そこは悪いって思うんだ』
叢雲『何よ、私の事なんだと思ってるわけ』
夕張『冗談です。それとシステムの方ですけど』
叢雲『進展あった?』
夕張『これがもう全然さっぱり。想定通りではあるんですけどね』
目的はあの男の通信の手段、その相手を探る事。
こちらに隠している以上そうするだけの理由があるということ。
秋雲の存在も含めて怪しい箇所が多すぎる。
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