589: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/11/23(火) 05:30:54.71 ID:kHStvoJCO
男『何回撃った』
緋色『た、たくさん…』
部屋の隅に申し訳なさそうに置いてある12cm単装砲のレプリカを見る。確かに角がひとつ少しばかり禿げている。
男『怪我は?』
緋色『おでこに一回当たったわ…でも怪我はないわよ!』
男『ならまあ良、くはないが』
緋色『ゴメンナサィ』
男『明日は飛龍に頼んで多めに訓練してもらうか』
緋色『ホントっ!?』
男『目を輝かせるんじゃない』ポン
緋色『ぁう』
勉強を教えたり、ご飯を食べたり、そういう生活で忘れていた。
緋色にとってこういう事こそ日常なんだ。
今この時、水平線の向こうで戦っているその姿こそ艦娘なんだ。
男『お互い慣れていかなきゃな』
緋色『お互い?』
男『とりあえず壁の事を叢雲に話そう』
緋色『え゛』
男『俺も謝るから』
緋色『ぅん』
この後めちゃくちゃ怒られた。
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