574: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/09/29(水) 01:00:09.16 ID:+6Bg2JYSO
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工廠は鎮守府の中心からは少し離れているが港に近い。だから近くに行くといつも艦娘達の声や音がした。
今はとても静かだ。
なんとなく海沿いを通りながら工廠に向かう、その途中だった。
男「…え」
伊401『』スヤァ
伊19『』スヤァ
伊14『』スヤァ
男「……え?」
そろそろ夏かぁと思える程にはじわりと肌に刺さるようになってきた太陽がさんさんと降り注ぐ港のコンクリートのその上。
打ち上げられたアザラシか、はたまた釣り上げられたマグロか、とにかくそんな感じで三人の潜水艦が川の字に並んで横たわっていた。
周りには何も無く日向ぼっこだと言われればそうとしか思えないような状況ではあるのだが。
男「…」
微動だにしない三人に何か声をかけるのは不味い気がしたのでそのままゆっくりと工廠に向かった。
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