530: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/09/06(月) 01:20:57.84 ID:vCzKEuQSO
飛龍『という話が鳳翔さん繋がりで入ったから私が少しもらってきたわけ。食べたかったんだけどさ、堂々と貰って食べるのは流石に後ろ髪引かれるものがあってね…』
男『だからここで誰にもみられないように食べたかったと』
飛龍『いぇす!』
十分に図太いのではなかろうか。
緋色『艦娘のお仕事って大変なのね…』
飛龍『普段はそんな事ないよ〜。最前線ならともかく、ここら辺は戦闘自体殆どないし、そりゃあ長期間の遠征とかで中々会えない娘がいたりもするけど、基本的に休みはタップリ取れるから』
そうだ。艦娘は出撃に際してどうしても燃料や弾薬等を消費する。イタズラに出撃してもマイナスになる場合もある。
飛龍『ただ私達が本当に求められるのって緊急事態だからさ。何時どこでそれが起こるか分からないって覚悟してなきゃいけないの。普段の余暇の多さはそういう事態に備えてとも言えるわね』
男『消防士みたいなものだよな。何も起きないなら平和かもしれないが、それでも次の瞬間にはそれが起こっているかもと気を張ってなきゃいけない』
緋色『それは、辛いわ、きっと』
飛龍『こ〜ら箸が止まってるわよっ』ツンッ
緋色『ぁうっ』
飛龍『大変っちゃ大変だけど、私達ヒーローだからねぇ。その分色々なものを貰ってるしイーブンよイーブン』
艦娘の皆が皆この飛龍みたいに力強く笑えるわけではないだろう。それでも少なからずこういった信念があるからこそ戦えている。
それはとても尊い事のはずなのに。
飛龍『ご馳走様』
男緋『『早っ』』
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