522: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/09/06(月) 01:13:07.47 ID:vCzKEuQSO
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叢雲「起きてる?」
翌朝、寝癖を整えていたら廊下から叢雲の声がした。
時計を見ると時刻は丁度六時。総員起こしの時間ではあるが叢雲が俺の部屋に来るには少し早い。
男「おはよう、どうした?」ガチャ
叢雲「おはよ、悪いけど急用よ」
男「ん?」
叢雲「上から作戦命令が出たわ」
男「!?」
ウソだろ。しーちゃんからの連絡を受けたのは昨日だぞ。それだけ緊急事態って事なのか?
叢雲「開始は四日後。しばらく慌ただしくなるわ」
男「四日って…短すぎないか?」
叢雲「えぇ。普通短くても一週間、いえ、それでも短すぎるくらいよ」
男「そりゃそうだろうな」
いきなりデカい仕事を振られてそれが一週間後とかゾッとする。
叢雲「前に近場で深海棲艦に動きがあった話はしたでしょう?アレを追っていた別の鎮守府の艦隊が敵の補給線を見つけたのよ」
男「敵の攻勢を見据えての作戦、か?」
叢雲「というより先手必勝ね。体制を整えられる前に潰すってことらしいわ」
男「そのための四日か」
本来ならば今すぐにでも動きたい位なのだろう。
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