295: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/06/15(月) 02:20:25.87 ID:clR9XJvv0
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提督なれなかった、という意味を私は十全に理解できなかった。
でも逃げる様に風呂場を出て行くその背中にそれ以上の質問を投げかけるのは流石に憚られる。
それでも何か声をかけようと私も風呂場を出て、出た所で
男「」
叢雲「…ん?」
固まってる。
両手で顔を覆い廊下へ出る直前の所で固まってる。泣いてる、とかじゃないわね。
え、何?ちょっとわかんない。
入口で立ち尽くす課長の横から江風と緋色の声が響く廊下に顔を出す。
江風『あ、終わったか?』
緋色『お疲れ様〜』
そこにはジャージにパンツの江風と、完全に下着姿の緋色がいた。
下着?
なるほど、これは固まるのも納得だわ。
叢雲「…ふむ」
少し迷って私は、廊下に立てかけておいた箒は古い物だし振り回して折れても問題ないだろうと言う結論を出した。
どうせ江風のせいでしょう。
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