15: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/10/29(火) 04:46:00.87 ID:rqljmlHD0
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提督「大体寝てるんですよ。原因は、まあ記憶の欠落なんでしょうね。心理学とか脳科学とかそういう分野の話なんでしょうか」
男「でしょうね。彼女が人間だったら、ですが」
場所、執務室。
結局気絶した彼女はその後目を覚ます様子がなかったため早々に切り上げる事となった。
テーブルを挟んで置かれた二つのソファにお互い向かい合うように座る。
叢雲「はいコーヒー。熱いわよ」
男「ありがとう」
俺と提督の間の机にコーヒーが2つおかれる。
叢雲「何かいるかしら?」
男「いやこのままで結構だよ」
ここの秘書艦は叢雲だという。
腰まである薄らと雲のかかった空の様な色のロングヘア。姉妹艦の中で唯一ワンピースの様になっている白の制服。鋭い目付きとそこから覗くオレンジ色の大きな瞳。
駆逐艦らしい矮躯には不釣り合いな言動に不思議と違和感を抱かせない独特の雰囲気があった。
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