34:名無しNIPPER[saga]
2019/10/06(日) 21:00:39.81 ID:T5VGsdE90
大きな音を立てて扉が閉まり、控室には静寂が戻る。
少し経ち、プロデューサーが息を吐いて椅子に腰を下ろしたとき、もう一方の扉が静かに音を立てた。
ジュリア「よぉ、やっと終わったかい?」
P「! ジュリア……聞いてたのか?」
ジュリア「あれだけ大声を出してたんだ、嫌でも聞こえるさ。
ま、途中から聞き耳を立てちまったのは否定しないけどな」
P「あはは……恥ずかしいな。それじゃあ、話の内容も全部聞こえちゃってたか?」
ジュリア「まぁね。……上手くいかなかったんだろ? チハとあの曲を歌ってさ」
P「ああ……。一人で歌っていた時には、よく歌えてると思ったんだけど。
そんな予感がしなかったわけじゃないけど、思った以上に顕著だったよ。
二人で歌うと、あそこまで違って聞こえるなんてな……」
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